ふだん風景写真を撮る際、ぼくは三脚を使うことがほとんどありません。ですが青い池のライトアップなど夜景を撮る際はシャッタースピードを遅くしなければならないので三脚を使います

それで昨年の青い池のライトアップでは、まだ写真をはじめたばかりと言うこともあって、そんなに高い三脚もいらないだろうという思いもあり実家にあった古い三脚を使っていました。

25年以上前のSonyの三脚

もう20年…いや!兄の頃から使っていたと思われるので30年くらい前のものになるんですかね??

SONYのビデオカメラ用の三脚です

材質はいちおうアルミですかね??重く、今にして思えば僕の父親はよくこんな重い物をかついで運動会に学芸会と参加してくれたなとありがたく思います

それでぼくも最初の1年間はこの三脚をかついで青い池のライトアップを撮影していたのですが、ひとつ不具合があって

三脚の高さを調整する部分があるのですが、そこのネジがバカになってカメラの高さを低くしたくても少しずつ上に上がってくるんですよ(笑)

さすがにここまでくるとお役御免かなと思い新しい三脚を買うことにしました

三脚に求める性能

三脚を選ぶにあたって気にしたポイントは

  • 軽量であること
  • 設置が簡単なこと
  • カメラ耐荷重
  • 値段

この4つです

なかでも軽量であるということは最重要事項でした

いままで使っていた三脚が重たくてウンザリしていたというのもあるのですが

登山でもフィルターを使って撮影をしてみたいと考えていたので

軽くて持ち運びやすそうなものが理想でした

三脚にはカメラとレンズの重さに耐えられる耐荷重というものがあります

カメラ耐荷重については、今使っているカメラ(EOS70d)にレンズをつけても大体1.5㎏くらいなのですが、今後フルサイズ一眼レフカメラを使うことを考えて耐荷重の大きいものがいいなと思っていました

これらの条件を踏まえてアマゾンで価格調査をしていると3万円くらい出せばかなり上等な三脚を変えることがわかりました

もちろん三脚もピンからキリなので上をみたらキリがないんですけどね。

そのなかで候補にあがったのが

Manfrottoというメーカーから出ている「Befree」という三脚と

Velbonというメーカーから出ている「ULTREK UT-63」という三脚で迷いました。

両者とも同じトラベル用三脚ということで甲乙つけがたいのですが

Manfrottoの「Befree」のほうが使われている素材がカーボンともあり重さもVelbonの「ULTREK UT-63」に比べて500グラム軽いです

登山などで長時間持ち歩く際、500グラムという重さの差はかなり肉体疲労に差が出てくるので「Befree」を購入しました。

Manfrotto コンパクト三脚 Befree

さて、こちらが届いたばかりの「Befree」です

Manfrottoーbefree

さっそく中を開けてみましょう

Manfrottoーbefree

箱の中には三脚本体が入ったケースが出てきました

Manfrottoーbefreeの三脚ケース

このケースの横に500㎖のペットボトルの容器を置いてみると、このコンパクトさが伝わるでしょうか?

500㎖のペットボトル容器の約2個分の大きさです

Manfrottoーbefreeのケースにペットボトル容器を置いてサイズ感をわかりやすくした

ケースから三脚を取り出してみると…

Manfrottoーbefreeの本体

「かるっ!!?」

実際に手に取ってみると三脚の見た目の重さとギャップがあってビックリしました

これがホントに三脚の重さなのかと思うくらいです

Manfrottoーbefreeの組み立て方

三脚の組み立て方もカンタンです

まず三脚の脚を反対側にクルッっと回します

Manfrottoーbefreeの本体

そして脚の根元にあるレバーを広げたい脚の角度にセットします

Manfrottoーbefreeの本体

おつぎに三脚の脚を伸ばします

脚の先にあるレバーを開いてあげれば

Manfrottoーbefreeの脚先

「シュッ」と脚が伸びます

Manfrottoーbefreeの脚

さすがに自重だけで勝手に伸びてはくれませんが、とてもスムーズに出し入れします

足を伸ばす際は片腕で三脚を持っていなければならないため軽い方が三脚の取り回しがとてもラクです

これでひとまず三脚の組み立ては完了です

カメラのとりつけ

このbefreeには嬉しいことにカメラと三脚の間に取り付ける「雲台」というパーツもセットでついてきます

この「雲台」というパーツのおかげでカメラを三脚の上で好きな角度に固定することができます

まずは雲台にとりつける金具をカメラの三脚穴につけます

Manfrottoーbefree 雲台につけるパーツ

そして三脚にあらかじめセットされている雲台のグレーのレバー{“type”:”block”,”srcClientIds”:[“b0752e6a-76d5-41f5-8928-435ae02811b9″],”srcRootClientId”:””}を引きながらカメラを取り付けます

Manfrottoーbefreeのカメラの設置

このレバーの下にもうひとつレバー(写真の人差し指で押さえている場所)があって、いちどカメラをセットしたら人差し指側のレバーを引かないかぎりロックされている構造になっているのでかなり安心感があります

以上で予行練習はおわりです(笑)

次は実際に現場で使ってみましょう

実際に白ひげの滝のライトアップにて使ってみた

以前に白ひげの滝ライトアップついにはじまる!てかコレ撮るのむずかしくない??という記事で、はじめて美瑛町の白ひげの滝のライトアップを撮りにいきました

この記事でも書いたのですが、白ひげの滝のライトアップを撮る際、箸の下から滝を見おろすことになるので前に使っていた三脚では撮るのがとても大変でした

それがManfrottoの「befree」なら

Manfrottoーbefreeを現場で使ってみた

カメラを下に向けたビミョーな角度でもしっかり固定してくれます

この日、撮った写真はこちら

白ひげの滝ライトアップ

寒い中でも”サッ”っとすばやく設置できて良いかんじでした

この冬は使い込んでいきたいと思います

追記

018年の9月にこの三脚が新しくモデルチェンジして発売されました。

三脚の脚を”パチッ””パチッ”とレバーでロックする方式から、グルグルと回してロックする”ツイスト式脚ロック”になりました。

こちらの方が使い勝手が良さそうでした!!