北海道も暖かくなって、花を撮影する時期になりました。

ブログでは風景写真ばかりを載せていて、あまり書いていなかったのですが、昨年くらいから花を本格的に撮るようになって主に登山をして高山植物を撮っています。

高山植物のコマクサ
コマクサという高山植物です。

花をするときって膝を地面につけてローアングルで撮るシーンが多いと思います。

ですがローアングルで撮影するときって正面からファインダーを覗きにくいし、背面液晶で撮影すると外の光が強すぎて液晶が見にくいということがありました。

それでピントあわせや構図を決めるのにとても時間がかかってしまいます。

そういう時は三脚を使って対処していたのですが、道が細い登山道とかだと休日は人が多く行き交ったりするため、なかなか三脚も使えないものです。

ましてや僕はSonyのα7Ⅱというミラーレスカメラを使っているのですが、地面スレスレのローアングルで撮りたいときに電子ビューファインダーを覗けないとなると「なんのためにミラーレスを使っているの??」と思ってしまうほどです。

それでほかに何かいい対処方はないものか??と探していたところアングルファインダーという良さげな道具を見つけました。

アングルファインダー

アングルファインダーとは

製品の形からして想像できるかと思いますが、ファインダーの接眼部に装着することでカメラの上側からファインダー像を見ることができます。

Sonyのアングルファインダー

これを使うことでローアングルを撮ることはもちろん、桜を下から見上げるように撮る時なんかも中腰でキツイ姿勢にならずにカメラを構えることができます。

また、このアングルファインダーは90°ずつ360°回転させることができます。

アングルファインダー90°回転

これでローアングルからの縦撮りも難なくできます。(カメラの背面液晶を見ながらでもローアングルの縦撮りって難しいですよね…)

ぼくはSonyのカメラを使っているのでSony純正のファインダーを使っていますが、NikonやCanonといった大手のメーカーやサードパーティーからも販売されている道具ですので、お使いのメーカーにあわせて探してみてください。

Sony純正のアングルファインダーの使い心地

Sony純正の使い心地としては予想どおりといった印象です。

ただ普通にファイダーを除くときにくらべてファインダーの映像が気持ち小さいかな??という印象ですが、大きな影響はありません。

撮影した写真を等倍で表示してピントが合っているか?を確認することも問題なくできます。
おそらく慣れの問題です。

アングルファインダーに”視度調整機能”がついているので自分の視力にあわせて見やすく調整できます。

とりつけは固すぎることなく、まっすぐファインダーの部分にさしてあげればカンタンにつけれますし、カメラを逆さにして”ポロッ”と落ちるなんて心配もなさそうです。

ファインダー倍率の2倍は使えない

ファインダー倍率を1倍から2倍に変えられる機能があるのですが、ぼくは使っていません。

理由は

  1. 1倍と2倍とで視度調整をイチイチ変えなければいけない
  2. マニュアルでピントをあわせる際に、構図のどの部分を拡大しているか?というのを左下あたりに表示されるのですが、2倍の倍率だとそれが見えなくなります。

この2倍というのは少々やっかいで下の写真のようにファインダーの真ん中だけを拡大表示されます。すると2枚目の写真のように左下のどの部分を拡大しているのか??という図が見えなくなるのでとても使いがってが悪いです。

アングルファインダー1倍での見え方
1倍にしたときの見え方です。finderの隅々まで見えます。
アングルファインダー2倍
2倍にしたときの見え方です。左下の表示が切れてしまいます。

手持ち撮影の場合、構図とピントを決めてから片手で変えればいいじゃんと思うかもしれませんが、マクロレンズみたいに重いレンズをピントの位置を変えないように片手で支え続けるのは至難です。

雨の日の使用

雨の日はまだ使っていないので、たしかな事は言えませんが恐らく大丈夫でないかな??と思います。

理由はアングルファインダーの取り付けシューなのですが、ファインダーのアイピースカップのように覆うように取りつけるので、ファインダーとアングルファインダーの間に雨水は入らなそうな感じです。

このへんは何か不具合があったら追って追記します。

アングルファインダー取り付け部

アングルファインダー使用時の注意!!

これは実際に使用するまで気がつかなかったのですが、ひとつだけアングルファインダーを使ったときの誤算がありました。

もしかしたらSonyのミラーレスだけの問題かもしれませんが、αシリーズは”映像をファインダーで表示するのか””背面液晶に表示するのか”というセンサーがファインダーの部分にあります。

ファインダーセンサー

これは指を近づけたら背面液晶が消えて、はなしたらつくのでよかったら試してみてください。

それでアングルファインダーをつけると、そのセンサー部分が隠れてしまうので常時ファインダーで表示されます。

これにより背面液晶が表示されず撮影した写真を確認することができないので、背面液晶で写真を見るクセがある人はご注意ください。

ちなみに僕は、電源を消したものと勘違いして、つい消し忘れをしてしまいます。

おわりに

いかがでしょうか??

このアングルファインダーを使うことでローアングルの撮影がとてもラクになりました!

僕が購入したSonyの純正品は生産完了なのですが、今ならAmazonでも新品で売っているみたいです。

僕はカメラのキタムラでAB級品というのを中古で購入したのですが、ガラス面にキズもなく視認性もバッチリで快適に使えています。

ためしに使ってみたいという方は中古でもオススメです!!

いままでローアングルで撮影するのが大変だという方は、ぜひ一度使ってみてください。

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