はじめて依頼がきてもあせらない

僕はブログを2つ運営しておりまして、もう一つのブログの方で、ありがたいことに広告を直接契約していただくことが多くなりました。

ブロガー的に言えば、「純広告」ってヤツですね。

2016年ごろのブログブームでは広告を出してくれている企業さんが多かったのですが、YouTubeが台頭していらい一部の有名なブロガー・サイト運営者を除いて極端に減った印象がありました。

そんなこともあって、僕には縁のない話だなぁ~なんて思っていたのですが、急に業界では有名な企業から依頼が来てビックリしました。

今まで、GoogleAdSenseやアフィリエイトしかやってこなかったので、広告業務の裏側をやってきませんでした。

「広告を掲載してほしい」と言われましても「何をしたらええねん!!」と頭の中はパニックです。

この記事では僕と同じように予期せぬところから、急に広告の話が舞い込んできても落ち着いて対処できるように、値段や掲載する際の取り決め方から料金をいただくまでの流れを解説します。

いただいたバナー広告の掲載ページは以下になります。
期間限定の契約なので、見に行ったけど契約が切れてしまっていて取り下げていた場合はごめんなさい。(記事下にあります。)
参考:SSD増設したのに認識されていない?それフォーマットしましたか?

依頼された商品やサービスを徹底的にリサーチする

リサーチというと、その商品がどういうものか?評判はどうなのか??をもちろん調べますが、それ以上に依頼者の意図をくみ取ることを目的としてリサーチをします。

企業が広告を打つということは、依頼文の内容いがいにも何か他の意図があって依頼されることが多いです。

新商品を発売するから、既存の商品のイメージを上げるため、既存の商品のイメージを回復させたい…etc

パッと考えて、こういった狙いがあると思います。

そのなかでマイナーで影響力もまだ少ないサイト運営者によく来るのが「既存の商品のイメージを回復させたい」という意図の依頼です。

とうぜん、こういった依頼には注意をしなくてはいけません。

過去にあったケースでは、発売当初には価格に見合った素材を使っていたのに、そのあとに極端に粗悪な部品を使い始めたことがユーザーにバレて、落ち目になった商品の依頼とかありました。(そういった商品はやんわりお断りさせていただいています)

そのため広告依頼がきたから手放しで喜ぶのではなくて「なんで自分のところに依頼が来たのか??」と逆の視点に立って考えることは重要です。

そうやって視点を変えて相手の意図をくみ取ってみると、依頼者に対してより有益になるように、こちらから提案をすることもできます。

広告を掲載することで読者の方にメリットがあるのかを考える

リサーチするのと同時に広告を掲載したことで読者の方にどんなメリットを提示できるのか??を考えます。

メリットと言っても運営するメディアによって様々です。

例えばYouTubeなら提供された商品やゲームをコンテンツとして視聴者を楽しませることができるものを紹介されています。(良い商品であることは前提として)

僕の場合もこのメリットがそのまま記事に反映されることが多いので重要です。

このブログもそうですが、僕が運営するメディアは共通して悩みや困ったことを解決したり、ある作業を快適にするやり方を紹介するような記事を作るように心がけています。

なんなら、この記事もはじめて広告依頼を受けた人にむけて書いてますしね(笑)

まとめると依頼された商品が、読んでくださっている読者のみなさんの役立つようなメリットがあるなら引き受けさせていただきますし、そうでなければやんわりとお断りさせていただいています。

企業側にメリットを確保しつつ提案をすれば企画は可能性は高い

見出しからして、なにを当たり前なことを言っているの!?と思われるかもしれませんが、はじめて依頼がきたときは、相手の企画(記事広告かバナー広告か)に対してYES or NOで返答をしていました。言われるがままってやつですね。

というか、そうでなくてはダメだと勝手に思い込んでいました。

これってもったいなくて、依頼内容では気乗りしなくてもサイト運営側の表現でよければ、できる場合も多くあります。

記事広告の依頼がきたときは、その商品じたいは良い物だけど、依頼者が他のサイト運営者に記事を依頼しすぎたせいで、Google検索の2ページにわたって「提供」の文字が入った記事が占めていました。

しかも内容も被っているので目も当てられません。

じつは広告を出している企業側も、どう広告を出すのがベストなのかをわからずに依頼をしてくるケースも多いです。

そういったケースでは問題点をキチンと説明したのちに、どんなかんじで商品を紹介するのか?

その紹介の仕方のメリットまで説明できたら依頼者も首を縦に振ってくれる可能性は高まります。

広告の料金の決め方

これは媒体やジャンルに運営者の考え方によってもマチマチなので一概に言えません。

僕の場合だと、記事広告なら過去30日間で1番PVをとっている記事のPV×1円を目安に考えています。

バナー広告なら、設置している場所の広告から発生している月々の収益額が目安です。

依頼者がそれらの金額より高い金額を提示されたら、そのままお引き受けいたしますし、低い金額なら間接的に単価が上がるように工夫できないか??を考えます。

【工夫】料金を上げることよりも間接的に単価を上げるようにした

とうぜんですが無名なサイトが広告で数十万円もいただけることはありません。

たいていの場合は商品提供で終わったり、良くて数万円です。

そしてお金をいただける場合でも、本音は自分の希望額ではないことがほとんどです。

そういった場合は間接的に単価が上がるように提案します。

例えばバナー広告なら、2or3番目に売り上げがある場所に設置するように提案してみたり、記事広告ならPRする文章を短めに書いて依頼された商品に関連のある記事の下にのみ挿入させたりといった感じです。

大事なのは継続して広告をいただけるか??

上記で広告を引き受ける際の絶対条件として読者にメリットがあることを書きました。

そして引き受けたからには、とうぜん依頼者にも金額を払うだけの価値はあったと思ってもらえるように努力もします。

その上で、僕にとっても得をさせていただくようにします。

では僕にとっての得はなにか??を考えたとき、その企業と関わらせていただいたことも、ひとつ得ですが、1番は継続して広告を出していただくことです。

企業の担当者も決済できる予算がありますし、僕にとっても毎月決まった金額をいただける安定感は大きいのが正直なところです。

そのため料金をあげることよりも継続していただくことに力をそそぐようにしています。

広告を契約する前に依頼者とあらかじめ決めておくこと

契約をいただいて掲載してからのトラブルを防ぐために、広告の種類によって、とりきめておくことは契約前に必ずお話しします。

記事広告なら良い部分も悪い部分も書かせていただくことや、ブログも永遠に続くわけではないので事情があってブログを辞める際は、同時に記事広告も削除することをお話しします。

バナー広告なら継続の確認メールに返信がなければ、掲載期間を過ぎた際に外すことを伝えますし、トラブルにより掲載できなかったときの対応についてお知らせすると言った感じです。

あとは万が一ブログが悪意のある人によって乗っ取られて、復活が困難な場合は、公開から3ヶ月以内なら全額返金するけど、それ以降は保証外です。といった感じです。

けっこう細かく決めすぎじゃない??と思われるかもしれませんが、お金をいただいている以上は責任が発生するので、考えられるトラブルについてと補填内容はキチンとご理解をいただくようにします。

(言っても同意書にあるようなビッシリの文章にはならないですけどね(^0^;))

料金の受け取り方はPayPalか銀行振り込みがベスト!!

料金と広告の内容とトラブルが起こった際の対応について話がまとまったら、料金をいただきます。

先払いか後払いかについては、どちらでもよいと思うのですが、問題はどうやって料金を支払っていただくか??です。
(ちなみに僕から営業をかけた案件でなければ、すべて先払いでお願いしています)

個人同士での取引であればネット銀行に振り込んでいただくのがお互い手数料が安く済むのでベストなのですが、嫌がる依頼者も多いです

個人でクレジットカード決済をする手段としてはPayPalがオススメです。

PayPalでしたら導入費用が0円で対応してくれる企業も多いです。手数料はやや高いので、そこだけ注意してください。
(僕は管理費用として目をつむるようにしています(笑)

参考:PayPal個人の集金について

他にもお客様のニーズによってはLINE Payも良さそうですね。サービス期間が過ぎたら手数料が2.45%なので、価格帯によって使い分けるのも良さそうですね。

参考:LINE Pay

おわりに

ここまで僕がはじめて広告をいただいたときの経験談を交えて書かせていただきました。

はじめての依頼を受ける際はビックリして慌ててしまったり、不手際が起こってしまうこともあるでしょう。

ただ依頼者も鬼じゃないので、誠意を持ってご対応すれば大抵のことはなんとかなります。

僕もまだまだブログを頑張らなければならないので、お互いに頑張りましょう。