こちらの記事のつづきです。まだ読んでない人はぜひあわせて読んでみてね!
今年は松前町の開花宣言が4月22日と少し早かったですね。
ぼくが松前に写真を撮りに行けたのが4月30日〜5月1日と開花宣言から一週間以上たっていました。
前日・前々日はあいにくの雨のため桜が散ってしまっていないか心配していましたが、どうやら無用な心配だったようです。
血脈桜とは??
松前町には血脈桜といばれる桜の名木があります。
北海道を代表する桜の木のひとつで樹齢は300年以上と言われ高さ8m、幹の周りは5.5mで枝は17mも広がっています。
想像できますか??
満開の桜の花を咲かせた姿を目の前にすると、思わず両手を広げたくなるような大きな桜です。
1973年には北海道指定記念樹木に選ばれ北海道を代表する桜の木のひとつです。
場所は松前公園のとなりにある光善寺というお寺の敷地内にあります
早咲きの八重桜なので毎年4月下旬から5月上旬が見ごろです。
この血脈桜には「桜の精」と「血脈」(極楽浄土へ行く証文といわれてます)の伝説があって
「血脈桜」の名前の由来にもなっている伝説があります
くわしくはこちらの記事がわかりやすく書いてくれています
この門をくぐった先に血脈桜があります
では、行きましょう。
夕方の血脈桜
この日、松前に到着したのは夕方で曇ってるけどなんとか夕日は差していた日
来る時間帯が遅かったからか、ちょうど朝から来ている人達と入れ替わる感じで
人も予想よりはすくなかったです。
人が集まる前にさっさと撮ってしまおうと一枚パシャリ!!
建物でかげってしまっていて、少し暗めだけど素晴らしく咲きほこっていますね!
風格があります
葉桜になる一歩手前くらいだったので運がよかったです(笑)
もう少し、キレイに撮れないかなと思い血脈桜のまわりをウロウロしながら観察してみて
逆光でパシャリ!!
う〜〜〜ん…やっぱり日差しのあたり方がちょっと弱い…
これは次の日の朝日でリベンジですね!(^^;;
“夕日の桜”でイメージしていたのはこんな絵
桜の花びらが全体に黄金色の夕日が照らされたのを血脈桜で撮りたかったんだけど残念!
この日の血脈桜はテストだけで終わりです
次の日の朝日でリベンジしましょ!
寒さで起きた朝
起きたのは朝の5;30
松前公園の駐車場のおじさんの好意で車中泊をさせてもらったんだけど
海岸沿いの町で昼間でもやっと気温が10℃いくかいかないかという北海道なので朝はとても寒い
気合いをいれてペットボトルの水をタオルに染みこませて顔をふいて仕度をする。
駐車場から血脈桜まではすこし距離がある
雲の合間からキリッとした日差しが顔を出す…
これは期待できそうだ。
朝日をあびた血脈桜
血脈桜のもとに行くと境内にはお客さんがひとり
ゴールデンウィーク真っ只中のいま絶好のチャンスだ!
太陽にむかって血脈桜の前に立ち
カメラのシャッタースピードを速くしてパシャリ!!
「よし!!ゴーストは出ていない」
そしてすぐさま裏手にまわって今度は日の光をたっぷり浴びた血脈桜をパシャリ!!
撮れた写真がこちら
あっちこっちにむかって生えている血脈桜の幹
とくに2枚目はアップにしすぎじゃない??と思われるかもしれませんが、実は2枚とも18㎜とぼくが使っているレンズで一番広角で撮っているんです
それだけに実際に目でみる血脈桜の迫力はスゴイものです
桜の季節にはぜひ!!人は多いですが(笑)
翌年、あたまの中で描いていた血脈桜を撮ることができました。
この桜を見てから太陽と一緒に撮ってみたいと思い、翌年に天気と開花時期に恵まれて思い描いていた絵を撮ることができました。
ただこの写真を見てると「今ならこうするよな〜」といった別のイメージが出てくるので、松前にまた行きたいなぁ〜なんて思っております。