秋に今年2回目の黒岳登山に行ってきました。

気になる紅葉の方は

黒岳のホームページを見てみるとリフト乗り場から五合目までは見頃なのですが、七合目から頂上は下り坂とのことでした。

いざ、行ってみると9合目をすぎたあたりに登場する大きな岩のところには、まだ紅葉が色づいていました

黒岳9合目付近の紅葉

すべりこみセーフってとこですかねぇ〜(笑)

それで今回の黒岳登山の目的は頂上の奥にあるお鉢平のまわりを一周することです。

大雪山お鉢平のルートマップ現在地

じつは、前からやってみたいな〜と思っていたのですが、なかなか機会がなかったんですよね〜汗

コースは黒岳頂上から黒岳石室→お鉢平→北鎮岳分岐→中岳→間宮岳→北海道岳→黒岳石室となります

一周約4時間のコースです

【お鉢平】ここまでは余裕のよっちゃん!(死語)

さすがに3回目にもなるとお鉢平までは苦労することなく来られるようになりました

大雪山お鉢平

実際にお鉢平の目の前に立つとこの巨大な陥没した穴の迫力があるのですが

ぼくの持っているレンズだと、これが精一杯の広角です

もういいかげん広角レンズ買えよという声がどこからか聞こえてきそうです(笑)

紅葉はさすがに黒岳山頂より奥にある場所なので色味はほとんどなくなっちゃってます

石室からお鉢平に来る山道に少し色味があったくらいです。

お鉢平の山道の紅葉

お鉢平は僕の経験上、オールシーズン風が強いです。

この日も風が強くてAM10:00で太陽も出ているのにとても寒かったです

いつもはここでご飯を食べるのですが今日は足早に次の目的地に向かいます

【お鉢平〜北鎮分岳岐】最初から心臓やぶりの坂

北鎮岳分岐はお鉢平の右側にある急斜面の坂を登っていきます

お鉢平の山道

上空にある細い雲の筋からこの日の風の強さがにじみ出ています

写真の右側にある白い物は残雪です

夏に来たときもあったので、この残雪は例年とけきらずに新しい冬をむかえるのでしょう

この急な坂道を登り切ったら北鎮岳分岐に到着します

北鎮岳分岐看板

さて、北鎮岳分岐にはふたつの道があります

ひとつは北鎮岳という山に寄り道する道で旭岳につづく北海道で2番目に大きな山です

ここから北鎮岳頂上までは目と鼻の先です(斜面が急だけどね)

もうひとつは次の目的地の中岳につづく予定通りの道です

もちろんぼくの選んだ道は北鎮岳につづく寄り道するコース

だって実際に目の前にすると登ってみたくなるんだもん

ということで次はこの坂道を登っていきます

北鎮岳の山道

【北鎮岳】遠くまで見わたせるよ〜

北鎮岳頂上

北海道で2番目に高い山というだけあって遠くまで見わたすことができます

北鎮岳山頂からの景色

前の週に行ってきたばかりの旭岳がすぐ近くに見えます

その奥には忠別湖もくっきり見えます

じつはお恥ずかしいことに黒岳と旭岳の距離関係が近いというのをここで認識したんですよ(^^;;

地図上では近いというのは把握していたのですが、「別の山」という認識が強くてなかなかイメージできなかったのですが

こうして実際に目の当たりにすると山って連なってるんだなぁ〜と実感します

北鎮岳から見るお鉢平北鎮岳頂上から撮影したお鉢平

北鎮岳頂上から撮影しているのでかなり遠くから撮っているのですが、まだ端の部分が切れちゃってますね(^^;;

ここでだいたい5分の1くらい進んだかな?といったところです

先はまだ長い!!

北鎮岳を下山していよいよ次の目的地中岳に向かいます

お鉢平1周コース山道

【北鎮岳〜中岳】ネタがない!?どうしよう(笑)

中岳頂上の看板

しかし困ったことに、ここから中岳までの道中これといってネタがない(笑)

あったのと言えばこのふたつの奇妙な岩くらい

とくに右の岩は薄い土の層が何層にも積み重なってできた感じ

こんな岩は中岳でしか見たことなかったから、なんか不思議でした

お鉢平、山道にある岩

今だいたいこのあたりにいます(笑)だいたい4分の1すぎたあたりですね

大雪山お鉢平のルートマップ現在地

【中岳〜間宮岳】前回の登山でも通ったよね!?

つづいては間宮岳に向かいます

中岳〜間宮岳の間は前回の旭岳周遊コースでも通った道になります

あまり目新しさはないのですが、さすがに紅葉も1週間たつと色合いが落ちてきますね〜

見ごろがすぎてしまった旭岳の紅葉

逆にお鉢平に目をやるとこっちにはまだ色合いが残っていました

ちょうどこのあたりが紅葉の分かれ目なのでしょう

お鉢平の紅葉

間宮岳の看板

間宮岳に着きました

このとき時間はまだ12:30…

リフトの最終が17:30なのでまだまだ余裕じゃんなんて思っていました

【間宮岳〜北海岳】見えないものを見ようとして〜♪

間宮岳をあとにして少し歩くと、ようやくスタートから半分くらいの所まで歩いてきました

いつも見ている黒岳側からのお鉢平とは気のせいか少し印象が違って見えます

個人的には黒岳側から見るお鉢平の方が迫力があって好きです

間宮岳から見るお鉢平

間宮岳をあとにして振りかえってみると空には飛行機雲が

おもわずパシャリ!!

飛行機雲

次は北海岳を目指すのですが、途中に旭岳コースとの分岐があらわれます

間違わないようにしっかりルートを確認します

間宮岳の分岐

ん!?なんかGrade4って書いてますね(汗

まぁ、見なかったことにしましょう(^^;;

前回ぼくが感動した景色があるのですが

旭岳から間宮岳に向かう山道

北海岳にむけて歩いていると、この景色の裏側を見ることができました

旭岳ふもとにある湿原の紅葉

こちらの紅葉はまだ色づいていますね

前回は霧で見られなかった、ふもとにある湿原の紅葉も見れました

旭岳のふもとにある湿原の紅葉

しっかりとアップでもパシャリ!!

山肌といい良い感じ

さらに先に進んでみると

旭岳のふもとにある湿原の紅葉

点々としているけど紅葉がキレイにライン状になっていてキレイです

この日、1番紅葉が綺麗な場所がここでして、ついこの景色に見とれてしまっていました。

このあたり一帯の写真をバシャバシャ撮りながら歩いたら、気がつくと時間が2時間ほど経っていて(さすがにすべての写真を載せられません(^^;;)

この先、あとどのくらい歩くのか…最短で歩いてリフト乗り場まで何時間歩くのかわからないまま

ようやく先をいそぐのでした

大雪山お鉢平のルートマップ現在地

【北海岳〜黒岳石室】いそげ!いそげ!!いそげ!!!

この登山もそろそろ終盤をむかえてきました

さいごの目的地である北海岳に到着しました

北海岳頂上

北海岳から見たお鉢平です

ここから見るお鉢平も迫力ありますね〜

北海岳から見たお鉢平

お鉢平もだだっ広いので部位によって紅葉の色づき方に少し差がありますね〜

場所によって太陽の出方や角度がちがうので写真で伝えるのがムズかしいですが

この時は旭岳側が1番色が残っていました

お昼ご飯はここのお鉢平をながめながら食べました

風が強く吹いていて「さみぃ〜、さみぃ〜」言いながら食べていたので、ここでの写真はほぼないです。

手がしもやけになるくらい寒かったので、秋の登山ではスマホにタッチ操作のできる登山用の手袋が必要だと思いました

いや、ホント…手の感覚なくなるほどだったんですよ(笑)

北海岳から見た石室〜お鉢平の登山コース写真は北海岳から見る石室〜お鉢平の登山コース

さて腹ごしらえもおえたので、これからスタート地点の石室に戻るとします

このとき時間は14:00をすぎています…

みなさん、さっきから僕が何でそんなに時間を気にしているのか疑問をお持ちだと思いますが

ぼくはこの時すでにふたつほどやらかしているのです

ひとつは先ほどからみなさんにご覧いただいているこのお鉢平のマップを持っていなかったこと

大雪山お鉢平のルートマップ

このマップじつは帰りに石室で撮影しました

分岐が数カ所ある登山縦走でマップを持っていないとか危ないですね

みなさんマネしないでくださいね(^^;;

まぁ、道順は覚えていたので迷うことはなかったのですが、どの区間でどのくらいの時間がかかるのかわからなかったんですよ

それに写真を撮りながらだとかなり時間をとってしまいます

ふたつめはリフトの最終時間を17:00とかんちがいしていたこと

リフト乗り場は黒岳の7合目にあるので、単純に見積もって北海岳から石室まで1時間、石室から黒岳頂上まで1時間、黒岳頂上から7合目まで1時間と考えるとギリギリでした(途中で写真を撮る時間もふくまれています)

なのでここからはジョギングしながら写真を撮りました(笑)

北海岳〜石室までの山道

ひにくなことにゴールである石室に近づけば近づくほど足を止めて写真を撮りたくなるスポットが増えてきます

黒岳の紅葉とチングルマ

真っ赤に色づいている紅葉と色が残っているチングルマや

黒岳の雲ノ平を流れる小川

紅葉の脇を流れる小川も登場してきます

この区間は途中で道を見失いやすい場所がところどころあります

山道の杭や岩に塗られたペンキを探しながら進んで行きます

そんなこんなで、なんとか無事に時間内にリフト乗り場に到着することができました

え??さいごの方の写真ですか!?

すみません!石室に到着してリフトに間に合うのがわかるとホッとしちゃって、ブログ用の写真を撮るのを忘れちゃいました(笑)

今回で2回目の長時間登山も成功して、だいぶ一人登山も自信が持てるようになってきました

そろそろ山岳事故を起こしそうな雰囲気もただよっているので、そろそろ気を引きしめなおさなきゃいけないところでもありますが(笑)

さ〜て今年はあと何回登れるかな??

ではまた!!