前回書いた黒岳登山の翌日に高原温泉の紅葉を見に行ってきました
いぜんよりアウトドアショップの店員さんから「今年の高原温泉の紅葉は20年に
一度の紅葉と言われるくらいキレイらしいよ」と話には聞いていたので、とても興味はありました。
ですが行き方がイマイチわかりませんでした
なんでも、とても山奥にある温泉で
ネットを調べて見てもシャトルバスを使わなければいけないとか…
そのシャトルバスも乗り場所や時刻もイマイチわからない…
砂利道を走って行かなければならないほどの山奥にあるとか…
あまりに前情報がなさすぎて今年はあきらめかけていました。
そして前回の黒岳登山の帰りにね
黒岳ロープウェイの近くに層雲峡ビジターセンターというところがあって
来年のためにスタッフさんに聞いてみました
スタッフさんいわく
- シャトルバスは紅葉シーズンの9月のみ運行している
- 10月からは一般車でも運転していける
- 9月のシーズンのときは国道237をトンネル抜けて途中帯広方面に向かう道があるから、そこで右折すると駐車場付きのバス停があってそこから乗る
- シャトルバスの時間は始発は6:30から30分間隔で運行している。
- 10月1日からは三国峠の通行止めが解除されて帯広方面からのお客さんも多くなるから混み合うかもね
とのこと
さいごに紅葉の見頃すぎちゃいましたかね〜??と聞くと
スタッフさん「いやいや、今が見頃だよ!!」と言っていただけたので
そんなこと言われたら行かないわけがないよね!!(笑)
というわけで2日間連続の登山にです
高原温泉の行き方
紅葉期のシャトルバスでの行き方【追記】
毎年、紅葉期の銀泉台と高原温泉は環境保護のため車両の交通規制がしかれます。
車両交通規制の期間は毎年、上川町のホームページで確認することができて、大雪レイクサイトという場所からシャトルバスで行くことができます。
毎年、駐車場がびっしり埋まるくらい多くの人が訪れます。
チケット売り場でバスの往復券とマイカー規制協力金を払います。
2018年からチケット制に変わりましたので注意してください
料金はシャトルバス料金(片道)大人500円 小人250円とマイカー規制協力金(ひとり200円)がかかります。
紅葉期以外の車での行き方
さて、ここからは僕がクルマで行った時の行き方を
層雲峡温泉街をぬけて国道39号線を北見方面に走りトンネルをぬけると途中で北見方面と帯広方面へ行く道の青カンバンがあらわれます
そこを帯広方面へ曲がり国道237号線にはいると右手に防災センターという施設が見えてきます。
防災センターを通りすぎて、さらに道沿いにクルマを走らせると高原温泉は右に曲がるという青カンバンがあらわれます。
ここから高原温泉への林道に入ります
でね…
高原温泉への林道ぼくもある程度は予測していたんだよ
子供の頃、親の山菜取りについて行ったことがあるから想像できたんだけど…
予想どおりの林道にでした(笑)
もうね…道の脇に「路肩弱し」って看板があるくらいだから脱輪するとヤバイやつね!
クルマ同士のすれ違いとかホント注意せねばならないやつね!!
ここの林道はなかなかディープでしたよ〜(笑)
さてこのディープな林道を抜けたら高原温泉に到着です
どうです??高原温泉の駐車場から見た紅葉なのですが、つい「スゲ〜」って言っちゃいましたね(笑)
これから山に入るのが楽しみです。
高原沼コース入山前の手続き
さて、さっそく紅葉を見に行きたいところですが、まずは入山手続きとヒグマに遭遇した場合のカンタンなレクチャーを受けます
入山手続きには他の山でも書くような住所と氏名欄と“熊よけの鈴を携帯しているか”の欄が!?
前の人のを見てみると熊よけの鈴ナシにマルをしている人も多く見うけられるので、
鈴を持っていないからといって入山できないことはないのでしょうけど、
多くの登山者が熊に遭遇するというのはホントみたいですね
かくいう、ぼくはバッチリ鈴を持参しました
えぇ、そりゃもうコワイんで!(笑)
前の日にスポーツショップで急遽買ったものですが、鈴の音が”リーン リーン”と高音でキレイな音を出してくれるのでオススメです
レクチャーではコースの説明ともしヒグマに遭遇した場合の対処方を教わります
ヒグマに遭遇しても急に走ったり大きな音を立てたりせず、静かにその場を離れてくださいとのこと。
このときだけは室内に緊張感がはしりました
高原沼コースは本来1周できるコースなのですが台風で道が崩れてしまっているため、今回は空沼までの往復コースとなります
この台風の被害がなかなか深刻らしく来年も空沼までの往復コースになるかもしれないとのことでした。
ひととおりレクチャーが終わったらいよいよ入山です
黄色く色づいたイチョウのアーチをくぐって行ってきます
高原沼コース〜すばらしき紅葉たち〜
まだ本命の沼には到着していないのですが、コースに入ってスグにすばらしい景色にお目にかかれます
奥の方には温泉の湯気がたっていて、ほのかに硫黄のにおいがします
土俵沼
はい!最初に到着した沼”土俵沼”です
しかし、ここは紅葉にはまだ少し来るのが早すぎたのか奥に赤く色づいた木があるだけですね〜
バショウ沼
次のバショウ沼で紅葉も少しずつ増えてきました
これは期待できそうですね〜
正直、ここまで紅葉の時期やっぱり少しすぎてたかな〜と心配していた反面もあったので、このへんからテンション上がってきました
滝見沼
おぉっ!!滝見沼ではイイカンジに紅葉が色づいていました!
運良く風がないときに撮影できたので水面にもキレイに紅葉の色合いが写っています
緑沼
緑沼では奥のほうでナナカマドが真っ赤に色づいています
高原沼コースの奥の方に行くほど赤の色味もハッキリしてきました
ここにきて今読んでくださっている読者さんに「紅葉の写真イマイチパッとしないね」なんて言われないように一枚ペタリ!!
緑沼をあとにして少し歩くと沼以外の場所でも見事な紅葉が見れます
湯ノ沼
お次は湯ノ沼
名前からして温泉が湧いていて水が温かいのかな〜思って、ためしに手を入れてみたら
なにこれ!?メッチャつめた!!
どういうことかと思って案内のカンバンを見てみたら
熱くありませんので手を入れてごらんなさいって…
冷たいですやん!(笑)どうやら時期が悪かったみたいですね
鴨沼
ここはちょっと不思議な地形で、まわりが急な斜面で囲われていて袋小路になっています
そのカタチがキレイな円形だから自然にできた地形ではめずらしいのではないのでしょうか??
不思議な場所だったのでつい長いしてしまいました
さて、つぎに行きましょうか
エゾ沼
個人的には高原沼コースの中でお気に入りの沼で
目の前に広がる山の紅葉が人の手で描かれたんじゃないかって位の鮮やかな紅葉で
逆にこれだけ鮮やかな紅葉をしっかりと表現できない自分のウデのなさを恨んだほどです(^^;;
悔しいんですよね〜
もっと感動どうした風景を見たまま表現できるようになりたいです
式部沼
ここからは一転して雲の流れが速くなって太陽が隠れて影ってしまう事がちらほら
おかげで紅葉の色が明るいところと暗いところの差が激しいボツ写真が多く撮れてしまって(^^;;
この写真は雲の切れ間から太陽が出た時に一瞬のスキを見て撮れた写真
このあとすぐに太陽は隠れちゃいました
大学沼
高原沼コースではゴハンを食べる場所が決まっていて(飲み物はどこでも飲めます)
この広い沼をながめながらお昼休憩
この紅葉をながめながら食べるおにぎりはウマイ!!
高原沼
いよいよこの高原沼コースも終盤です
この高原沼は高台から沼を見おろすような場所
エゾ沼と同じくらい好きな景色です
この沼に監視員のスタッフさんがいてね。少しおしゃべりしたんだけど
スタッフさん「この先に迫力のある景色が続くので楽しみにしてくださいね」と言ってくれてね
高原沼の先にある景色というのが
断崖絶壁に
紅葉の樹海。
もはや樹海と言ってもいいですよね??
このふたつの山なんていう山でしょう??来年の紅葉の時期に登ってみたいです
登れるのですかね??
ちなみに絶壁もそこそこ距離があって楽しめそうです(クマも出そうです(汗)
空沼
さいごは終点・空沼になります
この沼は水のない草原に転々と大きな岩がころがっているのが印象深くて
他の沼に比べて景色もあいまってとても静かに感じました
ちなみにこの沼は雪どけのころは水がなみなみとあるみたいですが、秋になると干上がってしまうらしいですよ
ちょっと不思議ですね〜
すこし休憩して空沼の下山時刻(12:30)がきてしまいました
高原沼コースには各沼ごとに下山時刻が定められているので訪れる方は時間に余裕をもってはやい時間に行くことをオススメします
おわりに
このあとはふもとにある高原温泉でひとっ風呂いただいてきました
そこで高原温泉の支配人さんに聞いたのですが
冒頭でも書いた高原温泉の20年に一度の紅葉とは
紅葉の質ではなく
例年なら各沼ごとに高い場所にある沼から順番に色づいていくところを
今年はすべての沼で同時に紅葉が色づいて、それが20年ぶりだからだそうです
高原温泉の記事はこちらにて書いています
とても気持ちのいい温泉でした
ぜひあわせてお読みください
ではまた!!