太陽を撮った際に発生するゴースト(光の玉)でないように太陽の写真を撮りたい。
という内容の前回からのつづき。
参考:太陽を美しく撮りたい。ゴーストが写らないように写真を撮る奮闘記。
さて、これからまた太陽を構図にいれた写真を撮りに行くのだけれど、実際にどのようにして撮ればいいのかがわからない。
なので、美瑛町のプロの写真家のKentshiraishiさんのブログを参考にさせていただきました。
参考:Kent Shiraishi Photo Studio
ありがたいことに太陽を撮ることについて、とても多く情報を書いていただいています。
少しずつ読み解いて実戦させていただきます。
はじめにゴーストが写らないように気をつけたこと
まずぼくが最初ににおこなったことはこのふたつ
- レンズの保護フィルターを外す
- 太陽はファインダー(カメラののぞき穴)をのぞいて撮るのではなく液晶モニターを見ながら撮る。
レンズの保護フィルターをはずす
理由はレンズの前にさらにもう一枚ガラスがついてるだけでゴーストの発生する原因となるとのこと。
まぁ、冷静に考えてみたらこのフィルター、太陽なり家の照明にかざして見てみても緑色っぽく見えたりしますものね。
カメラと同時に買って、「いままでずっとレンズを守ってくれてありがと。今度は動物や子供を撮る際にまた活躍してもらうよ」という気持ちでレンズからフィルターをはずす。
太陽はファインダー(カメラののぞき穴)をのぞいて撮るのではなく液晶モニターを見ながら撮る。
これはまぁ、望遠鏡も太陽をのぞくなんてことはご法度なので当然っていえば当然です
余談ですが、ほく以前になんどかファインダーをのぞいて太陽を撮るのにチャレンジしたことがあるのですが、ファインダーに目をつけるのができなかったですね。ファインダーから目をはなすような感じで撮っていたのですが、とてもじゃないですが太陽を見つづけるなんてことはできません。目はそらしてました。
ここでケントさんが使うソニーのカメラを使えば直接ファインダーをのぞけるので(ぼくの使っているカメラとは元々の構造が違うため)はなしは早いんでしょうけどそれはまだ後の手段。今はまだ手持ちの機材だけでガンバってみますよ。
それでかわりに使うのはEOS70Dの背面モニターをつかって撮ります。これならモニター越しに太陽をみながら撮影することができます。
いざフィールドへ
では、いよいよ撮っていきましょうかね。
カメラを背面モニタでの撮影にきりかえてカメラを太陽に向ける。
すると上の写真にあるように左上にゴーストが発生しているのが確認できました。
このゴーストが画面の端に消えるようにカメラのむける位置を微調整して、ちょうど消えたところでシャッターをパシャリ。
「これきたんじゃない!?」なんて自分に手応えを感じつつも、撮った写真をカメラのモニターで拡大して確認してみると太陽のまわりにゴーストが…「なるほど…これは手強そうだ…」のちにこの予想はあたる。
撮っても撮ってもできる写真はみなゴーストばっかり…
ときにカメラの絞り(レンズからカメラ本体に通る光の量)を変えてみたり、よくわからないままカメラ本体の”測光モード”を”部分測光”にしてみたりと現場でおもいついた事をそのつど試すも全部ゴースト…
これは手強い…
結局この日はうまくいかず次の日へ。
あきらめなければ活路はひらけてくる
次の日もあきらめずに撮影へ。
この日行った場所は桂沢湖へ。
冬のシーズンであればワカサギ釣りでにぎわう場所です。
そこらじゅうワカサギ釣り用の穴でいっぱいです。
ほんらいならテントをはって七輪に炭をおこしてワカサギ釣りを楽しみたいところですが、あいにくこの日は写真だけ。
テーマは”広い雪原と大空”です。
上にある写真が桂澤湖についてすぐに撮った一枚。
天気はいいんだけど、いちじてきに太陽が雲に隠れてしまっている。それにゴーストもたくさん出てる…
こりゃダメだ…
それからすこしすると、雲のきれ間から太陽が顔をのぞかせる。
待ちにまった絶好のシャッターチャンス!!
太陽をズームにしたりレンズの前に手をかざしてみて何枚もシャッターをきったけど、どれも全然ダメ…
太陽がふたたび雲に隠れそうになった。
「もうダメかな〜さみぃしもう帰ろ〜」とあきらめて高台を歩いてふと振り向いていると、太陽の下で元気に楽しくワカサギ釣りをしている“家族”がとても印象的でさいごに一枚パシャリ。
その場でカメラのモニターで確認してみると
あれ…??なくね??
これ、ないよね!?
なんて寒空の下ひとりで写真を拡大してその場で確認。どこにもゴーストがない(ニヤリッ
キタ━(・∀・)━!!!!
何十枚も撮ったうちの一枚なので、マグレでもすごくうれしい。
でも何で撮れたんだろ?太陽が雲にさしかかって直射日光がすこし和らいだからかな??
たまたま撮れてしまったので、根拠ある説明ができない…
次回へつづきまーす!!