大人になってからというもの冬が大っ嫌いだったのです。
寒いし、雪かきはせにゃならんし、通勤通学などの移動時間は増えるし、ウィンタースポーツなど特に冬に楽しみがない僕にとってはデメリットしかない季節でした。

が、今年は写真を始めてから初めて向かえる冬なので久しぶりに童心に返って心がウキウキしてました。「明日は全道的に雪が降るでしょう」という天気予報を聞いて、これはもう写真を撮りに行くしかないと決め込んで翌日の朝は早起き。

そして今回向かった先は大雪山層雲峡の近くにある流星の滝というところ。

荒々しい山々に囲まれた温泉街の近くにある場所なので、きっと冬のさびしさを出しつつ力強い写真が撮れると思いいざ行ってみると。

ええ、そりゃもう旭川の市街地と比べものにならないくらい吹雪いて写真どころじゃない。ちなみにツイッター写真の上が旭川の市街地の写真で下が層雲峡に入る入り口付近で撮った国道の写真。このレベルの違い伝わりますかね?

レンズを濡らさないように撮影を強行

とは言え、旭川から車で1時間弱かけてきて写真が撮れませんでしたじゃお話にならないので、とうぜん決行しますよ。(登山しなければケガをしない&命にかかわる事故はないとの判断)

目的地である流星の滝についてみると、観光客を出迎える準備のためか除雪車が出動している。今年初めてみた除雪車でした。
そして流星の滝の下降の川の水はすでに冷たそう。

冬の北海道流星の滝の下流

流星の滝の近くまでは雪のためか、それとも元々行けないのかは定かではないのですが、滝の真下までは行けないみたいなので遠くからの撮影。
流星の滝も僕の予想どおり力強くうねりをあげていました。

冬の北海道、流星の滝
流星の滝
”Meteor Falls”Sounkyo in Hokkaido

ちなみに近くに流星の滝や周りの大雪山系を一望できる展望台があるとの事なのですが。

層雲峡、冬の登山道

あまりの寒さと、軽装な装備だったので登るのは断念しました。標高400メートルで山道もしっかり整備された簡単な山道とはいえ、命の危険をかんじるならやめておくのがベターです。

最後に登山を断念したのが良かったのか、さっきまで吹雪がやんで少しの間だけ晴れ間がありました。太陽も雲の切れ目から少しだけ顔をだしてくれたので、タイミングよく山際から登る太陽の写真が撮れることができました。

層雲峡の山から登る太陽
山から登る太陽
“Rising sun from the mountain”

運転の途中で急に太陽が出て来たので急いでクルマを路肩によせてシャッターをパシャリ。やはり風景写真に太陽が加わると力強さが増しますね。もっとうまく太陽を撮れるようになりたいです。