雪がなかなか降らない今年の北海道。
今年の雪の遅さは128年ぶりという記録もつくってしまったみたいですね。
かくいう僕も、10月の後半から「雪はまだかな〜〜??」なんて天気予報を見ながらソワソワしていたのですが、11月17日にようやく青い池でも初雪がふりました。
白金に入ってから別世界!?
前日の夜に雨が降っていて、早朝の気温がマイナス1℃となっていたので「もしかしたら!?」と思って青い池に向かってクルマを走らせました。
すると青い池のある白金地区に入ったあたりから、あたりが白銀の雪景色に変わってきました。
あきらかに季節感の違いがあって、僕の興奮状態はMAXです(笑)
青い池へは一本道をクルマで走るわけですが、途中で急なカーブが何本かあります。
例年、スリップして道路外に出てしまっているクルマを見かけますので、注意しながら慎重に運転しましょう
青と白の美しい青い池
青い池に到着すると山は雪で覆われていて水面は凍っていない理想な状態でした。
昨年の青い池の初雪の時は多くの観光客・カメラマンが訪れていたのですが、今年は冬の前触れがなかったからか、5人くらいしかいませんでした。
この贅沢な情景を好きな場所で撮り放題でしたので、場所やセッティングを変えながら撮影していました。
すると雲の切れ間から太陽が顔をのぞかせました。
黄金色の朝日が、奥の山や木々を照らして雪の白と影の青さがキレイでした。
太陽が出ていたのは時間にして1分もあるかないか。
光がキレイにあたっていた構図はこの一枚だけでしたが、最高の一分間でした!!
2019年の青い池の初雪は??まるで急に冬の装いに着替えをしているみたいだった。
2019年も11月6日に遅い初雪がふりました。
自宅を出るときには雪が降っていたので「よし山の麓にある青い池なら、きっと降り積もっているだろう!!」と期待してクルマを走らせると…
まさかの雪がほぼ降っていない状態…
もう4年くらい青い池の初雪を追いかけているけど、「こんなパターンがあるんかい!!」と自然を相手にツッコミたくなりました(笑)
10組ほどいた先客もガッカリしたのか、どんどん帰って行く…
その場にいたのは僕と大学生の青年だけだった。
僕も帰ろうか迷ったのですが、空を見上げると分厚い雲が覆っているので、もしかしたらチャンスがあるかもしれないと思い、その場で待つことに。
そして30分後、空がどんどん暗くなり強い風とともに雪が降ってきました。
時間の経過とともに雪の量はしだいに増えていき、しまいには遠くの木々は霞んで見えなくなるほどでした。
その光景はまるで人が急いで着替えをしているみたいで、近くで一緒に見ていた大学生と「スゴイですね!」なんて話がはずむほどでした。
初雪後の青い池の雪が解けて、また降ると同じような景色になるのか??
道外から来たという大学生の彼から「青い池の雪がいちど解けて、また雪が降ると同じような景色になるのですか??」と聞かれました。
多くの写真家や観光客を魅了する景色だ。僕だって何度でも見たい気持ちは同じですが、正直この光景を同じ年にもう一度見るのは難しいです。
なぜなら雪が解けると池の水かさが増えて、雨が降った後のように池の水の色がくすんだ青い池になることが多いからです。
ましてや紅葉したカラマツも落ちてしまっているかもしれない…
だから道外からやってきて、この光景に立ち会えるのはとてもラッキーだよ!
と教えてあげて、お互いにカラマツについた雪がなくなるまで撮影していました。
2日後に降り積もった雪景色もキレイでした。
青い池で初雪が降ってから2日後の夜中に大雪が降りました。
期待して早朝に青い池に行ってみると…
あたり一面、白銀の世界と青い池を見ることができました。
また来年もこの光景を見たいですね〜!