我が相棒Happy Hacking Keyboardの魅力を存分に語らせてくれ!!

Happy Hacking Keyboard(HHKB)を使い始めて4年になります。

数々のウェブメディアで取り上げられているキーボードなので、ご存じの方も多い多いのではないでしょうか??

特殊なキー配列ゆえに人を選ぶキーボードとも言われています

4年も使っていて思うのは、ショートカットを多用する人にとって、すごく使いやすいキーボードです

これはMacユーザー、Windowsユーザー共通して言えることです

この記事では、ショートカットを多用するユーザーに向けてHHKBの魅力をご紹介します。

ポイント
筆者はHHKBをMacで3年Windowsで1年使ってきましたが、OSを問わず共通して使いやすい数少ないキーボードです

HHKBの独特なキー配列はホームポジションを崩しにくい

HHKB

HHKBの特徴として、独立したF1~F12といったファンクションキーがなく、US配列に限っては矢印キーすら省くことで、テンキーレスのキーボードよりもコンパクトなことです。

コンパクトさ以外にもこの配列にはメリットがあります。

それはホームポジションの形をなるべく崩さないように全てのキーを入力できることです。

そのため一般的なキーボードに比べて操作をするためのキー(矢印キーやHome・Endキー)の押し方が独特です。

「矢印キーやファンクションキーを入力する際はFnキーを押さないといけないから使いにくい」とか、「入力するキーの数が増えて頭で考えてしまうから、かえって使いにくい」なんて意見があります。

でも僕は声を大にして言いたい

「それ、ただの練習不足です」

「使い込んでいないだけ」と言い換えてもいいでしょう

みなさんも、キーボードを見ないで入力できるよになるために、タイピングソフトとかを使って練習しましたよね??

それと同じようにHHKBにはスムーズに矢印キーやHome・Endキーを入力するために練習が必要なだけです。

そして何も意識せずにFnキーと矢印キーやHome・Endキーを押すことができるようになれば、全てのキーをホームポジションを大きく崩さずに入力することがデキるというわけです。

ホームポジションを崩さないことでショートカットを素早く入力できる

キーボードに関心のある皆さんなら、ホームポジションについて詳しい解説はいらないかもしれませんが

知らない人向けにカンタンに解説しますと

ホームポジションとは?

キーボードのFとJに左右の人差し指を置いて、中指~小指は外側のキーに自然に添えることでホームポジションの手の形になります。

キーごとに押す指は決まっているので、FとJに起点となる出っ張りを指先で探すことで、キーボードを見なくても入力することができます。

要するに常にパソコンのモニターを見ながら、キーを入力するために手元を見ないで入力する技術です。

一般的な配列のキーボードですと、文章を入力してカーソルを移動させるために矢印キーを入力する場合、矢印キーは配列の外側にあるため右手を大きく右下に移動させる必要があります。

いっぽうでHHKBの場合はファンクションキー(Fnキー)を起点に矢印キーが配列の内側にあるので、右手を移動させる幅が最小限で済みます。

下の画像を見比べていただければ一目瞭然でしょう

フルサイズキーボードで矢印キーの場所に手を置いた
Jキーから右手がかなり移動しています
HHKBの矢印キーの手の位置
右手の移動がほとんどなく
親指がWinキーの位置にあるので
ショートカットを打ちやすい

そのためカーソルの移動をしたあと、すぐにホームポジションに戻って入力を再開することができます。

わかりやすくカーソル移動を例に出しましたが、他のショートカットも同様です。

いぜんに僕がよく使うショートカットをまとめましたが、この記事の中にあるショートカットを例にすると

アクティブ中のウィンドウの最大・最小化(Windowsキー+矢印)もホームポジションを崩すことなく片手で行えます。

HHKBでも使いづらいシーンはある

ここまでHHKBの魅力について書いてきましたが、もちろんこのキーボードにも適さないシーンはあります。

これは自動車整備士がネジを回すのにスパナを使うのか、メガネを使うかと同じく、同じように入力するキーボードにも適材適所があるということです。

Excelを毎日のように使うならフルサイズキーボードがベストです

リアルフォース

僕が唯一HHKBから普通のキーボードに変えた仕事がエクセルを使うときです

年に1、2回エクセルを使うか使わないかと言う頻度なのですが、なにぶんテンキーのないキーボードなので、桁数の多い数字を入力する仕事には、とても不向きです

たまにExcelを使う人なら外付けのテンキーを引き出しから引っ張り出してHHKBと併用でも良いと思いますが、毎日使うなら最初からフルサイズを使っていたほうがいいでしょう。

余談ですが、Excelを使うからHHKBが使いづらいという意見のなかで「F2をよく使うから」という理由をあげる人がいますが、その場合はHHKBの設定で左Altキーの右のキーをFnキーに変更すれば解決します。

会社で自前のキーボードが使えない人にもオススメできません。

ショートカットは体で覚えるものなので、自宅と職場でキーボードの配列が違うとなかなか指が覚えません。

HHKBでショートカットを入力する際、一般的なキー配列のキーボードとは指の形が異なるので、入力環境が変わってしまうなら一般的なキー配列のキーボードを使った方が無難です。

HHKBのおすすめの設定

実際に自分がよく使うソフトのショートカットと手の動作を確認しながら決めた方がいいです。

HHKBおすすめのキー配置
背面スイッチは1,3,4,6がON、2,4がOFFです(Windows)

HHKBの背面スイッチの設定によって、AltキーとWinキーなどの配置を変えることができるのですが、個人的には上の写真のような配置にしています。

手の大きさによるので、一概には言えませんが左手の親指にFnキーがあることでF2・F8・Homeが押しやすくなるので試してみてください。

Deleteキーは僕もよく使うキーなのですが、この設定の場合は右手小指でFnキーを押しつつ薬指でBackspaceの上にあるDeleteキーを押しています。

他にも最新の”HYBRID”モデルのHHKBなら公式で自由にキーマップを変えることができます。

Fnキーを押した際のキーの配置はカスタマイズする余地が多いので、買い換えの検討もしたのですが、旧型のHHKBと苦楽を共にしてきたので、なかなか踏み切れずにいます

壊れる気配も今のところないですしね(*^o^*)

オプションのHHKB吸振マットはある方がよい

HHKB吸振マット
購入当時の写真が残っていました(笑)

HHKBにはオプション品がいくつかあります。
そのなかでもHHKB吸振マットは気になる人も多いのではないでしょうか??

結論から言うと、効果はかなりあります!!

僕はTypeーSモデルを使っているので、静音性に関してはもとから静かなので”やや静かになった”という印象です。

1番のメリットはグリップ力です。

僕はキー勢いよく打ってしまうのですが、HHKBは軽くて滑り止めのゴムも小さいので、集中して入力しているとキーボードが動いてしまうんじゃないかと思いながら打っていました。

リアルフォースからHHKBに乗り換えた人なら不安に感じる人も多いと思います。あの安定感はリアルフォースならではですからね!

そういった人がこのHHKB吸振マットを使えば、かなり改善されます。

しかし、このHHKB吸振マットにも注意することが2つあります。

【注意1】キーボードの足を立てる人は注意が必要です

HHKBの足

HHKBの足を立てて使う人も多いでしょう。

しかしHHKB吸振マットのメリットをフルで活かしたいなら、キーボードの足を立てずフラットで使うのをオススメします。

理由は足を立てることで吸振マットと机の設置面積が減るためです。

そのため、打鍵音は装着していないときの音に近くなります。グリップ力もないよりはマシという状態です。

ホコリがつきやすい

HHKB吸振マットはホコリがつきやすい
まだ軽いほうですが、ヒドイともっと白く目立ちます

1番のデメリットかもしれません。

僕が使っているHHKB吸振マットは初期の製品ですので、現在販売されているHHKB吸振マットHGでは改善されているかもしれませんが、吸振マットのゴムはけっこうホコリがつきます。

机の上って以外とホコリがたまるので、油断しているとマットにビッシリとついていたなんてことはよくあります。

HHKB吸振マットと現行のHG版ではエンボス加工がされているというだけなので、つきにくくなったとは考えにくいのですが、どうなんでしょう??

HHKB吸振マットHGを使用している人は良かったら教えてください!!

マットについたホコリですが濡れティッシュなどを使えば簡単にキレイにすることができます。

HHKBをよく外出先にも持ち出すという方は注意してくださいね

まとめ

HHKBは賛否両論な意見の多いキーボードですが、ショートカットを使う人には大きなメリットをもたらしてくれます

自由自在に打てるようになるには、練習も必要ですが使いこなせば快適なキーボードになりました

まるで万年筆みたいですね

購入を迷っているなら、思い切って買って見てください

HHKB Professional HYBRID Type-S 無刻印も購入しました。
無刻印の使い勝手やHYBRIDが気になる方は、ぜひご覧下さい。